セール

『春を歩む六つの景色:玄圃瑤華』《A4サイズ》
伊藤若冲

元の価格は ¥4,600 でした。現在の価格は ¥4,280 です。

【プレオープン&シリーズリリース記念限定価格:2月28日まで】
本セットは、古希画廊が提案する
「シリーズをまとめて楽しむ飾り方」を実際に体験していただくためのプレオープン限定価格です。
そのため、現在は評価・検証を目的とした特別価格でご提供しています。

A4サイズの2タイプ×6枚一セットのデジタルデータです

Vカット風デザインで高級感を演出、台紙にセットしたデザインと画像を大きく取り金色のモールに見えるデザイン+ベージュの台紙の2種類をご用意しました。※コンビニ出力など出力の際、縁が白く残るものには白、フチなし印刷ができる機種ではベージュと白でお楽しみください

This product is for personal use only.
Commercial use and redistribution are not allowed.
Printing for personal display is allowed.
Due to the nature of digital products, refunds are not available.

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説明

『春の目覚めから、いのちが輝く最高潮まで』

―― 若冲が描いた「春の物語」 六図セット

このセットは、伊藤若冲の傑作『玄圃瑤華(げんぽようか)』の中から、春の移ろいを美しく彩る六つの図を厳選し、一つの物語としてまとめたものです。

庭梅から始まり、最後を飾る山躑躅(やまつつじ)まで。 一枚一枚が素晴らしいのはもちろんですが、六枚を並べて眺めることで、春という季節が**「そっと芽生え、静かに満ち、やがて力強く溢れ出す」**という、いのちが動くプロセスを体感していただけます。

【セット内容:春を歩む六つの景色】

  • 庭梅(にわうめ) ── まだ冬の寒さの中、春に「そっと気づく」瞬間

  • 幣辛夷(しでこぶし) ── 空気がふわりと緩み、季節が動き出す気配

  • 連翹(れんぎょう) ── 「もう春です」と、光のように力強く告げる宣言

  • 梨(なし) ── 春が日常に溶け込み、おだやかに満たされた時間

  • 藤(ふじ) ── 満ち足りた春が、優雅に、ゆったりとたゆたう余韻

  • 山躑躅(やまつつじ) ── 抑えきれない命のエネルギーが、外へと溢れ出す最高潮

若冲は、あえて色を使わず「白と黒」だけで、自然が生まれるリズムを描きました。 特別な技法によって闇の中から浮かび上がる白い花たちは、若冲が描いたというよりも、自然が自ら「ここにいるよ」と姿を現したかのような不思議な存在感を持っています。

この六枚は、単に春を描いた絵ではありません。 春という大きなエネルギーが生まれ、深まっていく「いのちの物語」そのものです。

一枚ずつ大切に眺める楽しみはもちろん、並べて飾ることで、お部屋の中に季節が流れ、空気が変わり、心がすーっとほどけていく――。

そんな特別な体験を、ぜひお手元でお楽しみください。

『玄圃瑤華』――黒い闇から生まれる、いのちの輝き

『玄圃瑤華』は、伊藤若冲が53歳のときに手がけた、48枚の版画からなる作品集です。 そこには、私たちの身近にある草花や野菜、小さな虫たちの姿が描かれていますが、その姿はとても不思議で、どこか神秘的です。

一番の特徴は、色がまったくないこと。 画面のほとんどが深い黒で塗りつぶされ、そこから真っ白な形だけが、ぽうっと浮かび上がっています。

若冲は、もともと「色の天才」と言われるほど、華やかな色使いが得意な絵師でした。 それなのに、この作品ではあえて色をすべて捨て、白と黒だけの世界を選びました。 それは、手を抜いたわけでも、地味にしたかったわけでもありません。

若冲はここで、「自然が生まれる瞬間の、いちばん純粋な姿」を描こうとしたのです。

この作品には「拓版画(たくはんが)」という特別な手法が使われています。 板を彫り、その凹んだところに紙を押し当てて、上から墨をポンポンと叩いていく方法です。 すると、彫ったところだけが白く残ります。

つまり、この白い花たちは、筆で「書かれた」のではありません。 「黒い闇の中から、自ずと現れてきた」ものなのです。

この圧倒的な黒は、ただの背景ではありません。 それは、夜の闇であり、あるいは命が生まれる前の、静かな静かな宇宙のような場所です。 タイトルの「玄圃(げんぽ)」は仙人が住む不思議な庭を、「瑤華(ようか)」は宝石のように美しい花を意味しています。

深い闇(玄)から、清らかな命(華)がパッと光を放つように生まれてくる。 私たちはこの絵を見るとき、単に「きれいな花の絵」を見ているのではなく、「命がこの世に姿を現す、その奇跡の瞬間」に立ち会っているのです。

若冲は、自分の技術を自慢するためにこの絵を描いたのではありません。 自分の感情や「うまく描こう」という欲をできるだけ消して、自然が持つ本当の美しさに、そっと近づこうとしました。

だからこそ、この白と黒の世界は、どこか夢のようでいて、同時に本物の命の力強さを感じさせてくれます。 そこに描かれているのは、ただの草花ではありません。 「命がそこに在る」ということの、尊さと不思議さそのものなのです。

※本解説は、作品を味わうための一つの見方として構成したものです。 本作が、それぞれの鑑賞者にとって、新たな解釈や発見へと開かれる契機となれば幸いです。
※画面で見ている色と、実際にプリントした色は、どうしても少し違って見えることがあります。これは、モニターの表示方法やプリント用紙・インクの違いによるものです。その点をご理解のうえ、お楽しみいただければ幸いです。
※最高品質の状態でお届けするため、また著作権保護のため、データには独自の管理コードを付与しております。

作者紹介

伊藤若冲(いとう じゃくちゅう)

Itō Jakuchū

生年:1716年、没年:1800年。江戸時代中期の京都で活躍した絵師

🖌️ 若冲の人物像と生涯

  • 生年:1716年、没年:1800年。京都の青物問屋「桝屋」の長男として生まれました。
  • 若い頃は家業を継ぎましたが、39歳で弟に譲り、絵に専念するようになります。
  • 禅僧との交流から「若冲」という号を得て、自然や動物への深い興味を絵に昇華させました。

🎨 作風と代表作

  • 若冲の絵は、超絶技巧と鮮やかな色彩、幻想的な構図が特徴です。
  • 特に有名なのが、**「動植綵絵(どうしょくさいえ)」**という30幅の花鳥画シリーズ。鳥や植物を細密に描いた傑作です。
  • 他にも「群鶏図」「釈迦三尊像」「樹花鳥獣図屏風」など、ユーモラスで独創的な作品を多数残しています。

🌟 若冲の魅力

近年では再評価が進み、展覧会に長蛇の列ができるほどの人気を誇っています。

独学で絵を学び、伝統にとらわれない自由な発想で作品を生み出しました。

著作権情報

出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)(Public Domain)
原図:伊藤若冲自画自刻, 1768年版

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修正概要について

●解像度をアップしました
●経年劣化で黄変していた色調を修正し市リースとして色を統一しました
●バックに和紙のテクスチャーを敷きしました
●劣化によるシミ、虫食いなど加筆しています
●墨の濃淡を圧縮、漆黒に近づけました