富嶽三十六景『神奈川沖浪裏』
葛飾北斎

価格帯: ¥900 – ¥1,600

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それぞれの作品を一枚の作品としてじっくり楽しんでいただくことを想定した価格設定としています。

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説明

神奈川沖浪裏

《神奈川沖浪裏》は、葛飾北斎《富嶽三十六景》の中でも、特に知名度の高い一枚です。荒れ狂う大波が今にも船をのみ込もうとする瞬間が描かれ、その奥には小さく、しかし動じることなく富士山がたたずんでいます。波の先端が爪のように鋭く反り返る表現は、自然の恐ろしさと迫力を強く伝えます。一方で、船に乗る人々は必死に耐えながらも、日々の仕事として海に向き合う姿を見せており、当時の庶民のたくましさが感じられます。エピソードとして知られているのは、この作品に使われた鮮やかな青です。これは当時日本に入ってきた新しい顔料「ベロ藍(プルシアンブルー)」で、色あせしにくく、深みのある発色が評判となりました。この青が作品の印象を決定づけ、北斎の名を世界に広めるきっかけの一つになったともいわれています。

作品の見どころと魅力

  • 世界を驚かせた「波の造形」 波の先端がまるで生き物の「爪」のように鋭く描かれており、今にも押し寄せそうな迫力があります。この表現は、後にゴッホが大絶賛し、作曲家ドビュッシーが交響詩『海』を着想したきっかけになったとも言われています。

  • 計算された幾何学的構図 画面全体が円弧を描くような構図になっており、観る者の視線は自然と波の渦の中心、そしてその奥に小さく見える富士山へと導かれます。この「黄金比」にも通じる完璧なレイアウトが、時代を超えて人々を惹きつける理由です。

  • 「ベロ藍」と「白」の対比 当時、最新の輸入顔料だった「プルシアンブルー(ベロ藍)」を贅沢に使い、深い海の青と、砕け散るしぶきの白を鮮やかに描き出しています。

富嶽三十六景について

葛飾北斎の《富嶽三十六景》は、江戸時代の浮世絵師・北斎が70歳を過ぎてから手がけた連作版画です。題名は「三十六景」ですが、評判の高まりによって10図が追加され、全部で46枚から成っています。中心となるのは富士山ですが、どの絵も単なる山の風景ではありません。波に翻弄される船や、畑で働く人々、街道を行き交う旅人など、当時の人々の暮らしが生き生きと描かれ、その背景に富士山が静かにそびえています。見る場所や季節、天候によってまったく違う表情を見せる富士の姿は、日本人の自然観や美意識を強く感じさせます。中でも《神奈川沖浪裏》は世界的にも有名で、北斎の大胆な構図と卓越した表現力を象徴する一枚です。

作者紹介

葛飾北斎(かつしか ほくさい)

Hokusai Katushika 

生年:1760年、没年:1849年。専門分野:江戸時代後期の浮世絵師

葛飾北斎(1760–1849)は、江戸時代を代表する浮世絵師です。江戸・本所(現在の東京都墨田区)に生まれ、生涯にわたって絵を描き続けました。風景画、人物画、花鳥画、挿絵など幅広い分野で活躍し、常に新しい表現に挑戦したことで知られています。90年近い生涯の中で、日本美術の可能性を大きく広げた絵師です。

■おもな業績

代表作は《富嶽三十六景》で、富士山をさまざまな場所や季節、視点から描いた連作として世界的に高く評価されています。中でも《神奈川沖浪裏》は、今なお日本美術を象徴する作品です。また、絵手本である『北斎漫画』は、国内外の画家に大きな影響を与えました。これらの作品は、後にヨーロッパの印象派画家たちにも刺激を与えたといわれています。

■その他

北斎は生涯で30回以上も号(名前)を変えたことで有名です。70歳を過ぎてから「ようやく鳥や魚の形が分かってきた」と語ったとされ、晩年になっても向上心を失いませんでした。また生活は決して裕福ではなく、引っ越しを繰り返した破天荒な人物像も伝えられています。その情熱と探究心こそが、時代を超えて愛される作品を生み出した原動力でした。

第2回リリース予定(3月頃)
『春の情景/江戸紀行』より

東海道品川御殿山ノ不二

北斎を季節で巡る|富嶽三十六景 連続リリース企画

本商品は、葛飾北斎《富嶽三十六景》をテーマ別・季節別に編集した連続リリース企画です。
各回ごとに完結したセットとして楽しめる一方、通年で揃えることで、北斎の視点と世界観をより深く味わえる構成となっています。

■ 第1回リリース(今回分|先行公開)
  • セット A:富嶽三十六景【入門・王道】「三役」傑作選(3枚組)
  • セット B:迎春:年の始まりを連想させる「清め・兆し・超える・始動」セット(4枚組)

本セットは、シリーズ開始を記念し、期間・数量限定の特別価格でご提供します。


■ 今後のリリース予定

  • 第2回(3〜4月):春の情景/江戸紀行
  • 第3回(5〜6月):水の景色と清涼感
  • 第4回(7〜8月):夏の活気とユーモア
  • 第5回(9〜10月):秋風と情緒、裏富士の世界

※各セットは数量・期間限定での公開を予定しています。

追加情報

サイズ 該当なし
サイズ

A3, A4

著作権情報

出典:Wikimedia Commons(Public Domain)
原図:葛飾北斎「神奈川沖浪裏」(1831年)

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